不動産会社へ依頼する場合のデメリット

高い仲介手数料の存在

土地探しをする際に不動産業者は非常に頼りになる存在ですが、彼らに不動産の仲介を依頼する場合にはいくつか頭に入れておかなければならないデメリットがあります。デメリットの中でも、特に注意しなければならないのは、仲介サービスを利用して土地を購入した場合には仲介手数料の支払いが求められるという点です。この手数料の相場は、土地の購入価格の3パーセントに6万円をプラスした金額となっていますので、例えば5,000万円の土地を購入すると手数料だけで156万円もの負担になります。実際にはこれに税率10パーセントの消費税が上乗せされますので、不動産業者に依頼して土地を探す場合には、その分のコストを十分に考慮しておくようにしましょう。

自社物件を優先的に勧められやすい

不動産業者に依頼して土地探しを行う際の2つ目のデメリットは、業者が取り扱っている物件を優先的に勧められる傾向があるという点です。不動産業者は、自社が取り扱っている物件が売れれば、売り手と買い手の両方から手数料が得られるため、一般的に自社物件とそうでない物件がある場合には、前者を優先的に売ろうとするインセンティブが働きます。そのため、せっかく自分の希望条件に合致する物件が売りに出ていたとしても、依頼した不動産業者がそれを取り扱っていない場合には、希望に合わない別の物件を勧められる恐れがあるのです。 もちろん、中には買い手の立場に立って親身になって探してくれる業者もありますが、必ずしもそういったところだけではないという点に注意する必要があります。